ソフトバンク発表の巨大自社株買い行使に学べること〜本当に大丈夫なのか?単なる危機の先送りか?〜

・昨日ソフトバンクグループが4兆円越えの資産売却をしそれを負債の圧縮と自社株買いに充てるという発表をしました。これで株式市場が反応し、株価が上がったことで多くの人がソフトバンクは大丈夫だと考えておられるようです。

・ただ、わたくしの見方は全く異なります。負債圧縮は理解できるにせよ後者の自社株買いが非常に問題ある行為なのです。確かに自社株買いをするとコールすれば株価は短期ではあがります。しかし効果はそれしかほとんどありません。なのにデメリットはたくさんあります。

・実際過去にこの会社も自社株買いで株価が一時的にあがりました。しかし結局はどうなったかというと実態の裏づけがないため自社株買い前と同じ状況に数か月後には戻っていました。ということは自分たちが突っ込んだ金は今多くを形成している外国人投資家にもっていかれたということなのです。おそらく今回もこのような展開になる可能性が高いのです。また中長期での成長を刈り取ってしまう力もあります。

・ソフトバンクはアリババ株を売る間に次の収益源を見つけられなければファンドに養分にされていつかポイされて終わりになる可能性が高いでしょう。本日は自社株買いというのがどれほど愚かで企業の将来を曇らせるかについて本日は話しました。

関連資料
添付の図20は必見。外国人株主が増えると株主への優遇は増える一方で賃金は伸び悩む。(労働分配率が減る)
https://www.boj.or.jp/research/wps_rev/wps_2009/data/wp09j05.pdf

自社株買いにかかわる問題点について記載の資料
http://www.nicmr.com/nicmr/report/repo/2018/2018aut09web.pdf

ソフトバンクG孫社長の保有株式、担保提供が増加-下落リスクも
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-09-19/PY1YY3T1UM0W01

ソフトバンクG、自社株取得と負債削減のため最大4.5兆円の資産売却へ
https://jp.reuters.com/article/softbank-idJPKBN21A0FN

ソフトバンクG株主構成
→外資比率は一見3割ちょっとそこまで多く無く見えますが、日本トラスティーサービスなどの投信の会社なども裏をひっくり返したら外国系であることが多いため正確にはもっと多いでしょう。
https://group.softbank/corp/irinfo/stock/ownership/

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